ひので動物クリニックのBlog

愛知県弥富市にある「ひので動物クリニック」のブログです。

チョコレート中毒について

こんにちは、野村です!

 


一気に冷え込んで厳しい寒さになりましたね😖❄️

 


今日はわんちゃんのチョコレート中毒について

 


お話ししたいと思います🍫

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まず、チョコレートの主原料であるカカオ豆には

 


「テオブロミン」という物質が含まれています。

 


わんちゃんはこのテオブロミンを

 


体内で分解する能力が低いため、

 


中毒を引き起こしてしまいます。

 


中毒症状は

 


チョコレートを食べた直後に出ることは少なく、

 


早くてもだいたい2〜6時間、遅いと数日後に

 


症状が現れます。

 


初期症状は、

 


・嘔吐

・下痢

・失禁

・落ち着きがなくなる

 


症状が進行すると、

 


・震え

・頻脈(心拍数が増加している状態)

・けいれん

 


などの症状が現れます。

 


犬にとって危険な量は、

 


チョコレートの種類(テオブロミンの含有量)や

 


犬の体の大きさによって異なります。

 


目安としては、犬の体重1kgに対して

 


テオブロミン90〜100mgが危険とされる量です。

 


高カカオチョコレートの場合、

 


テオブロミンの含有量が高いため

 


ほんのひとかけらでも中毒症状を起こす可能性が

 


あります。

 


チョコレート中毒を疑われる症状が見られたら、

 


すぐに動物病院へ連れて行ってください。

 


動物病院で処置した後も念のため数日は

 


注意が必要になります。

 

 

 

わんちゃんがチョコレートを誤食しないよう

 


見えない場所やしっかりと固定された場所など

 


絶対に届かない場所に保管しましょう!