ひので動物クリニックのBlog

愛知県弥富市にある「ひので動物クリニック」のブログです。

心臓病について

こんにちは!

 

看護師の松本です✨

 

今年の梅雨は適度に中休みがあって、

 

比較的過ごしやすいですね😊

 

梅雨が明けた後のことを想像すると、

 

暑いのが苦手な私はゲンナリしてしまいます💦

 

 

さて今日は心臓病についてお話したいと思います!

 

私たち看護師が目にする機会が一番多い心臓病は

 

僧帽弁閉鎖不全症という心臓病です。

 

歳をとった小型犬に多く、

 

マルチーズ、キャバリアなどは好発品種です。

 

 

心臓の左心房と左心室を隔てるのが僧帽弁で、

 

その働きが悪くなり、血液が逆流し

 

全身にうまく血液を送り出せなくなってしまいます。

 

 

初期の頃は自覚症状はあまりありません😨

 

自覚症状が出る頃には、

 

ある程度進行してしまっていることが多いです😔

 

なるべく初期に発見できるよう、

 

当院では、予防接種の際には必ず聴診をして

 

心音に異常がないかを確認しています👂🏻

 

散歩の途中でしんどそうにする

 

咳が出るようになった

 

息苦しそう

 

などの症状がある場合は一度ご相談下さい!

 

 

もし心臓病が見つかったら、

 

血管拡張剤や強心剤、利尿剤など、

 

症状に合わせてお薬を飲んでいただく事になります💊

 

 

残念ながら心臓病を根本から治すことはできず、

 

薬の助けを借りて

 

進行を遅らせることしかできないのが現状です😔

 

従って、一度薬を飲み始めたら

 

生涯続けて頂くことになります。

 

私が以前飼っていた犬も心臓病でしたが、

 

まさに散歩の途中で立ち止まるようになり、

 

病気が発覚し、生涯薬を飲み続けていました💊

 

幸い老衰という形で天寿を全うできましたが…

 

 

 

心臓病は治ることのない、怖い病気です。

 

お薬も比較的高価で、

 

オーナーさんの負担も大きくなります。

 

 

完全に予防できるわけではありませんが、

 

普段から心がけることで

 

リスクを減らせることがあります。

 

それは体重維持と食事管理です🥣

 

肥満は心臓への負担が増すので、

 

適正体重を維持するだけでリスクの低減になります‼️

 

そして、人間の食べ物のような味の濃いものは

 

与えないのがベストです。

 

高塩分食も、心臓に負担がかかります😨

 

 

リスクを減らして、長生きしてもらいたいですね😊


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