ひので動物クリニックのBlog

愛知県弥富市にある「ひので動物クリニック」のブログです。

うちの子、耳聞こえてる❔👂🏻

 

こんにちは🌻 看護師の寺澤です


雨続きだった週もあけて

また暑さが戻ってきましたね🌞

 

まだまだ熱中症には注意していきましょう!

 

 

 

ついこの間、診察中に

『うちの子耳遠いのかなぁ…?』と

お歳に伴うワンちゃんの聴力低下について

飼い主様に相談を受けたので

今日はそれについてお話ししようと思います👂🏻

 

 

 

ワンちゃんも人間と同様

老化現象として聴力が低下していきます

 


しかし、ワンちゃんは話すことができないため

耳が聴こえなくなっても気づかなかったり


耳が聴こえているかどうか

普段からチェックすることは

なかなか少ないかと思います

 

 

 

耳は加齢に伴い蝸牛(かぎゅう)という

聴覚を司る器官が悪くなり

徐々に聞こえづらくなってしまいます🐌

 

老化による聴力低下は

ある日突然聞こえなくなるわけでなく

少しずつ進行していきます

 

 

 

例えば…

後ろから名前を呼んでも振り返らなかったり

チャイムの音にも気付かないなどの

今まで反応していた音に無反応になっていたら

聴力の低下が疑えます😔

 


また、人が近づくと

必要以上に驚くというケースもあります😵

 

 

 

※ 老年性難聴以外にも、耳の病気によって

聴力が低下している場合もあるため

異変に気付いたらまずは受診をおすすめします🏥

 

 

 

なるべく早く、ワンちゃんの

聴力の衰えに気付いてあげることで


事故や怪我などのトラブルを防ぎ

ストレスなく生活することができます🏡🐶

 

 

 

では、愛犬の耳が遠くなったかも…?

と気づいたら飼い主は私生活で

何を気をつけたらいいのか?🤔

 

 


まず、一つ目

散歩中などで飛び出しや事故に気をつける🦮🚶🏻‍♀️

 

 

 

お散歩中のリードは必須です

リードを外して散歩させることは控えましょう⚠️

 


飼い主さんの名前を呼ぶ声が聞こえないと

どこかに迷い込んでしまう可能性も否めません

 


散歩中はしっかりリードをコントロールして

事故に巻き込まれないよう

これまで以上に注意するようにしましょう🚗

 

 

 

 


二つ目、驚かせない

 

 

耳が聴こえないことで不安で臆病になり

気配を察する能力も低下してしまいます

 

なので、背後からいきなり触ったり

今まで通りに接してしまうとびっくりして

自己防衛のために噛み付いてしまうことも😣

 

 

愛犬に近づく際は

視界に入っている状態で近づいたり

体を触ったりしましょう☘️

 

 

 


三つ目は

言葉でなくジェスチャー

コミュニケーションをとること👀

 


聴力が低下すると

愛犬の名前を呼んだり、声で指示を出したりしても

反応してくれなくなってしまいます

 


そこで「おすわり」や「待て」などの指示は

犬が理解しやすいようなジェスチャー

わかりやすく伝える練習をしましょう🐕

 

 

耳が聞こえないと常に不安を感じているので

笑顔で接することを心がけ、上手くできたら

行動でたくさん褒めてあげてください☘️

 


お歳になると訓練するのに時間がかかるため

若いうちから練習して身につけておくと

良いかもしれません💡◎

 

 

 

 

 

このように、聴力の低下は

コミュニケーションの障害になるとともに

事故などのトラブルの原因にもなってしまいます

 

 

 

飼い主さんが日頃から聴力チェックをするなど

早いうちに異変に気づくとともに

 

愛犬が暮らしやすいよう将来の為にも

普段のケアも大切にしてあげてください🙆🏻‍♀️✨f:id:hinode-ah:20210828001824j:image