ひので動物クリニックのBlog

愛知県弥富市にある「ひので動物クリニック」のブログです。

もうすぐフィラリアの時期がやってきます

こんにちは、寺澤です🐶🐾

 

2月といってもまだまだ寒い日は続いてますね

 

お昼などは暖かい日も少しずつ増えてきたので

春が来るのを待ち遠しく思います🌸

 

 

 

年末にもブログにて一度お話ししましたが

 

今年からフィラリアの予防期間が

平均気温の上昇により蚊の出現時期が早まったため

 

5月〜12月に変更になります🦟

 

 

 

フィラリアのお薬をお出しさせていただく前に

毎年血液検査を行いますが

 

予防期間が1ヶ月早まったのに伴い

今年は3月から行えます💉🐕

 

 

毎年3月中頃から市から葉書が届くのもあり

フィラリア予防に合わせて

狂犬病接種も春に接種される方が多いので

 

動物病院の4月〜6月は『繁忙期』と言われ

とても病院が混み合う時期となります

 

 

当院では待ち時間の短縮や混雑を避けるため

フィラリア予防の血液検査お知らせのお葉書を

飼い主様には6月末までに

敢えて時期をずらし、送らせていただいてます📮

 

 

なので、お葉書が届いてから

血液検査に来ていただくと混雑を避けれますが

 

定期的に血液検査をしている子に関しては

同時にフィラリア検査も行えますので

その際にこちらから

お声がけさせていただくこともあります◎

 

 

ご存知な方も多いと思いますが

フィラリア症は特にわんちゃんにとって

命に関わるときもある恐ろしい病気です

 

今年もしっかり忘れずに予防をしましょう✨

 

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一緒にドッグカフェに行った時の写真🐶🍽️

 

猫喘息と逆くしゃみ

こんにちは、松本です!

 

この間は久しぶりに雪が積もりましたね⛄️

 

私の住む地区は大雪警報が出ていたので、

 

子供の学校が休校になってしまいました💦

 

当の本人は、

 

楽しそうに雪だるまを作っていました☺️

 

さて、今日は猫喘息についてお話ししようと思います。

 

猫は、普段あまり咳をしません。

 

何らかの理由で気管支に炎症が起こると、

 

体を伏せて首を前に突き出し

 

ゲッゲッと音を立てて咳をします。

 

何らかの細菌などに感染して咳をする時もありますが、

 

何か特定の物質に対してアレルギー反応を起こし

 

咳をするのが猫喘息です。

 

軽症の時は断続的な咳程度ですが、

 

重症化すると呼吸困難を起こし、

 

命に関わることもあると言われています。

 

基本的には気管支拡張剤や

 

ステロイド剤を使って治療を行います。

 

継続的な治療が必要な疾患なので、

 

症状が軽快したからといって

 

自己判断でお薬をやめないようにしましょう!

 

また、似たような症状に逆くしゃみというものがあります。

 

これは連続的に鼻から空気を勢いよく吸い込む呼吸のことです。

 

この2つは慣れていないと見分けがとても難しいです。

 

咳をしている…と来院された方が実は逆くしゃみで

 

無治療でよかったということも時折あります😌

 

(頻繁に起こらない限り、

 

逆くしゃみはさして問題はないと言われています)

 

もし咳をしてる!と気付かれた時は、

 

受診時に動画を撮って頂けると

 

診断の助けになります🙆‍♀️

 

いずれにせよ頻繁な咳や逆くしゃみは

 

何か呼吸器系に問題があることが多いので

 

気付いた時は連れてきてあげて下さいね☺️

 

最近のお気に入りは洗濯ばさみ☀️

「とってこい」が大好きです❤️

 

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緑内障

こんにちは、野村です!

 


雪が降り始めました❄️マフラーや手袋は必須ですね🧣

 


今日は緑内障についてお話ししたいと思います!

 


緑内障とは、房水(ぼうすい)と呼ばれる

 


眼球内の液体の生成と流出のバランスが崩れ

 


流出が障害されることで眼圧が上昇し

 


視神経や網膜が正常に機能しなくなる疾患です。

 

 

 

先天性緑内障(生まれつきのもので、犬では稀)

 


原発緑内障と続発性緑内障に分けられます。

 


原発緑内障の原因には、遺伝性のものや

 


房水の代謝異常、櫛状靭帯(房水の通り道にある

 


靭帯)の形成異常などがあります。

 


続発性緑内障は、別の眼疾患により房水の通り道が

 


物理的に障害されている状態です。

 


原因となる眼疾患には、ブドウ膜炎、白内障

 


水晶体脱臼、眼内腫瘍などがあります。

 


〈症状〉

 


・目が大きくなっている

 


・目の表面が白っぽく見える

 


・白目の部分が充血している

 


・物によくぶつかるようになった

 


・明るい場所でも瞳孔が開いている

 


・目をまぶしそうにしぱしぱさせている

 


・涙が増えた

 


・寝ている時間が増えた

 


・触ろうとすると嫌がるようになった

 

などがあります。

 


これらが進行すると、眼圧の上昇により痛みが発生し

 


最終的に失明してしまいます。

 


〈検査〉

 


・視診


・触診


・細隙灯検査(スリットランプ検査)


・眼圧検査


・眼底検査


・超音波検査  

 


 など

 


治療は、視力低下や痛みの原因となっている眼圧を

 


低下させる為に点眼薬などを使用します。

 


点眼などでは眼圧を十分低く保つことが難しい

 


見通しであれば、眼科専門医に紹介され

 


外科的治療を行う場合もあります。

 


緑内障は生涯進行し、治療が必要な慢性疾患です。

 


しかし、早期発見・早期治療と、その後の治療の

 


継続で進行を遅らせ、視覚があり快適に

 


過ごせる期間を長くできることも多いです。

 


白目が赤い、目を閉じ気味にするなど

 


目や犬の様子に違和感があれば、すぐに動物病院を

 


受診しましょう🐶🏥

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耳血腫👂

こんにちは!金田です🌞 

 

今日は耳血腫についてお話ししたいと思います!

 

耳血腫とは・・・

 

耳の1番外側の部分の皮膚内にある血管が破れて

 

皮膚と軟骨の間に血がたまり

 

耳が腫れてしまうことをいいます👂

 

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症状

 

・耳がぷっくりと腫れる

 

・頭をよく振る

 

・耳をよく掻く

 

・耳を触られるのを嫌がる

 

などがあります

 

原因

 

・外耳炎や中耳炎により

 

 しきりに頭を振って掻いたり

 

 咬み傷などの外傷など外部からの刺激により

 

 耳血腫を起こしてしまうことがあります

 

※耳の大きい子や垂れ耳の子は

 

 耳血腫を起こしやすいと言われてします🐕‍🦺

 


治療

 

針を刺して溜まった血を抜いたり

 

(抜いてもまたすぐに溜まってくることがあるため

 

この処置を数回行うことがあります)

 

場合によっては手術を行うこともあります💉

 


予防としてはしきりに耳を振ったり

 

掻いたりしていないかなど

 

耳に違和感がある場合は早めに治療することで

 

予防できる場合もあります✨

2月の臨時休診

2月8日(木)終日休診

2月17日(土)終日休診

2月18日(日)終日休診

2月27日(火)午後休診

 

以上を臨時休診とさせていただきます。

 

ご迷惑おかけしますが

 

ご理解の程よろしくお願いします。

 
 

逆さまつげ👀

こんにちは、伊藤です🐶

 

最近雪が降りそうな寒さで

 

凍えてます🥶

 

 

 

今日は 逆さまつげについてお話しします。

 

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逆さまつ毛とは

 

本来外側を向いているまつ毛が眼球に向かって生え

 

眼球を刺激するようなまつ毛のことです👀

 

逆さまつ毛の状態になるには

 

・まぶたが内側に巻き込んでいる場合

 (眼瞼内反症:がんけんないはんしょう)

 

・まつ毛の方向や位置が本来とは異なる場合

  

があります。

 

 

では、まつ毛の異常について説明します。

 

 

・異所性睫毛(いしょせいしょうもう)

  →本来生えないような場所に生えているまつ毛

 

・睫毛重生(しょうもうじゅうせい)

  →通常のまつ毛の少し内側に重なるようにまつ毛   が生えている状態

 

・睫毛乱生(しょうもうらんせい)

  →本来とは違う方向に(眼球に向かって)

   まつ毛が生えている状態

   

  があります。

 

 

逆さまつげになると

 

・目をまぶしそうに細める、瞬きが増える

・白目が充血する

・涙っぽくなる

・めやにが増える

・目を閉じ気味にする

・角膜の表面に白っぽい部分ができる

 

などが見られます👀

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まつ毛が角膜や眼球を刺激することにより

 

痛みや違和感などが出ます。

 

また

 

瞬きのたびに同じ場所に刺激が加わり続けるので

 

角膜炎や結膜炎

 

角膜の傷などを引き起こすこともあります⚡️

 

逆さまつ毛の原因は

 

ほとんどが生まれつきのものです👶🏻

 

 

目が赤いなどおかしい様子がみられたら

 

動物病院に連れてきてあげてください。


異常なまつ毛を発見できれば

 

症状が出る前に動物病院で

 

定期的にまつ毛を抜くなどの対処もできます。