ひので動物クリニックのBlog

愛知県弥富市にある「ひので動物クリニック」のブログです。

保護猫の飼育について

こんにちは 野村です!

 

今日は保護猫をお家に迎える際の注意点・やるべき事

 

などについてお話しします!

 

保護猫とは、劣悪な環境から救い出された猫や

 

飼い主がいない猫を指します。

 

災害などで居場所がなくなったり

 

一方的に捨てられたり、多頭飼育が崩壊したりと

 

保護猫が生まれる原因は様々です。そのため保護猫は

 

過去の辛い体験から強いトラウマを抱えている

 

ケースも多く、その場合新しい環境に慣れるまでの

 

時間は短くありません。

 

迎えた後やるべき事は、まず保護猫の健康状態を

 

確認するために動物病院で健康診断を受けて頂き

 

去勢/避妊手術は済んでいるのか

 

寄生虫の有無やワクチン接種状況などを必ず確認

 

しましょう。

 

保護猫を飼うにあたっての注意点は、警戒して

 

ご飯を食べなかったりトイレをしない場合が

 

よくあります。最初のうちは、リビングなど

 

大勢が集まる場所を保護猫は警戒します。

 

環境に慣れるまでは、家族が立ち入らない部屋に

 

保護猫を隔離し、ごはんも室内で食べてもらうように

 

しましょう。

 

好きなごはん・苦手なごはんについて

 

保護団体に聞いておきましょう。保護猫によっては

 

特定のキャットフードでお腹の調子が悪くなる

 

恐れがあります。また、保護猫が好きなフード

 

であれば、落ち着かない環境でも食べてくれる

 

可能性があります。

 

トイレについても、保護猫によってはトイレの形に

 

強いこだわりを持つ場合があるため、保護団体に

 

保護猫がいつも使っているトイレを聞いてから

 

購入するものを決めましょう。

 

猫は環境が変わるとパニックになるため

 

意図せず網戸を突き破ってしまったり 

 

ちょっとした隙間から外へ出ていったりします。

 

玄関扉の前に、脱走防止柵(天井から床までカバー

 

できるもの)を設置したり、網戸を強化したり

 

玄関が開く際は、猫は扉の閉まる部屋にいる状態に

 

するなど家庭内で脱走防止策を徹底的に考えましょう。

 

電気機器のコード類をかじる猫もいます。目に見える

 

危険な物は片付けておくと猫にとっても安全です。

 

楽しい室内環境を作っていただくために

 

上下運動ができるキャットステップやキャットタワー

 

を配置するのがおすすめです。

 

環境をしっかり整えてお迎えしてあげつつ更に

 

楽しんでもらえるように日々工夫を

 

続けてあげましょう😺

 

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