こんにちは🐈⬛
獣医師の家田です。
先日、第72回獣医師国家試験が行われました。
自分が受験してからもう1年経ったと思うと
この1年間は本当にあっという間でした。
後輩からは
「自己採点の結果、おそらく合格です!」
との連絡を受けたので
一安心できました。
ただ、今年は新型コロナの影響で
卒業旅行に海外旅行という選択肢が
無くなってしまったのは
すごく残念に思います。
2月17日からワクチン先行接種が
開始され、ようやく脱コロナが
見えてきた気がします💉
ここで気を抜かず
脱コロナに向けて
これまで通り
手洗いうがいを徹底していきたいですね🙌
これは卒業旅行で友人達と
ボルネオ島に行った時の写真です🌴
コロナの影響で数日間しか滞在できませんでしたが
最高の思い出になりました。
さて
今回のテーマは
甲状腺の疾患についてです。
そもそも甲状腺とは
どういった臓器なのでしょうか。
答えは代謝を調節する臓器です。
甲状腺が異常をきたすと
体重や活動性、 皮膚にも影響が出てきます。
病気に関しては
ワンちゃんとネコちゃんで
それぞれ症状が異なってきます。
まずワンちゃんで多いのは、
『甲状腺機能低下症』です🐕
中年から高齢で多く発生します。
代謝機能が低下してしまうため、
①体重増加
②活動性低下
③皮膚が脂っぽくなる脂漏症
④尻尾の特徴的な脱毛
などが症状として
みられるようになります。
一方ネコちゃんでは
『甲状腺機能亢進症』が多く
主に高齢のネコちゃんに
多く発生します🐈
代謝機能が亢進するため
体重の減少や食事量の増加がみられます。
他にも
①活動性の亢進
②攻撃性の増加
③お水を飲む量と排尿量の増加
なども症状としてみられることがあり ます。
甲状腺疾患は
院内での血液検査や超音波検査で
診断可能な場合が多いため
このような症状に心当たりがあれば
ぜひご相談いただきたいと思います。