こんにちは😃
看護師の松本です。
朝晩大分寒くなってきましたね💦
寒くなってくると、愛猫のふうがぴったりとくっついてきてくれるので、
私はこれからの季節が大好きです❤️
そんなふうも今年で8歳。
もう中年期かーと思うと同時に、
最近わがひので動物クリニックも、高齢の患者さんが増えてきている事に気付きました。
そんな訳で今回は、ペットの高齢化に伴う問題行動とその対応についてお伝えしようと思います✨
動物医療の発展とオーナーさん方の意識の向上に伴い、
ワンちゃんもネコちゃんもより長生き出来るようになってきています。
それと引き換えに、高齢犬、高齢猫の問題行動や介護の問題が浮上してきています😣
高齢になるとどんな問題が出てくるのでしょうか?
実際の問題と対処方を以下にまとめてみます✍🏻
1.フードが食べにくくなる
単純に足腰が弱って、前傾姿勢を維持するのが難しかったり、
舌をうまく使えなくなってフードをすくいあげることができなかったりします。
対処方:
食器を底上げしたり、台を使ったりして、
極端な前傾姿勢を取らなくてもいいようにしてあげると食べやすくなります。
スプーンなどで口元まで運んであげるのもいいですね✨
ドライフードが噛みづらそうな子は、ふやかしてあげると食べやすいです👌
2.排泄の失敗
トイレではないところで排泄してしまうことが多くなります💦
弱った足腰のせいでトイレに素早く行くことが出来ず、
間に合わずにお漏らししてしまうこともあります。
排泄姿勢がしっかりと取れないのも、筋力の低下が原因です。
対処方:
トイレに段差がある場合、それを取り除くだけで大分楽に移動出来るようになります✨
排泄姿勢が取れない場合は、お腹からバスタオル などを通して、
体重を支えてあげるとよいでしょう。
ただ、粗相に関しては病気が原因になっている場合もあります。
心配な方は、一度受診しておくとなおよいと思います😊
3.痴呆とそれに伴う問題行動
歳を取るに連れて、個体差はありますが認知症の症状が出てきます。
オーナーさんのことが分からなくなったり、
フードをどれだけでも食べたり、昼夜逆転してしまって夜鳴きをすることも😢
同じ場所をグルグル歩き続ける徘徊も症状の1つです。
認知症については、長くなってしまうので、次回詳しくお話ししたいと思います🐶
以上に高齢化に伴う問題行動をあげましたが、
今回何を主にお伝えしたいかと言うと、
こういった問題で悩んでいらっしゃる方は思っているより多そうだなという事です。
粗相に関しては直接病気に関係している事もあるので、
相談してくださるオーナーさんもいらっしゃるのですが、
老化に関する事柄は、「病気とは直接関係ない事だし…」
と相談しづらい気持ちを抱えていらっしゃる方も相当数いるのではないかと思います。
私たち動物看護師にとって一番の願いは、
動物たちとオーナーさんが少しでも長い時間
お互い穏やかな時間を過ごしてもらうことです😌
介護は辛いことも多い大変な作業です😣
時には抱えきれない悲しみや辛さを、
溢れさせてしまう方もいらっしゃいます。
何かいい方法をお教えできることもあるかと思いますので、
困りごとがあれば病気に関することでなくても是非、受付で看護師に相談してみて下さいね✨
こんな穏やかな時間が長く続く事を祈って✨